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本、音楽、ゲームなどの書評、感想をネタバレしない程度に書いていきます。詳しくは『このブログについて』をご覧下さい。 貴方のインドアライフに役立てば幸いです。
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鮮やかな法廷の逆転劇!


内容(「BOOK」データベースより)
元検察官の佐方貞人は、刑事事件を専門に扱うやり手弁護士だ。そんな佐方の許に、かつて在籍した地検の所在地で起きた殺人事件の弁護依頼が舞い込む。高層ホテルの一室で起きた刺殺事件。物的証拠、状況証拠ともに、依頼人が犯人であることを示していた。男女間の愛憎のもつれが引き起こした悲劇。世間やマスコミの誰もが、依頼人に勝ち目はないと見ていた。しかし佐方の、本筋を見抜くプロの勘は、これは単純な事件ではないと告げていた。敗戦必至の弁護を引き受けた佐方に、果たして勝算はあるのか。やがて裁判は、誰もが予想しなかった驚くべき展開をみせる…。


恐ろしい。
前作、『臨床真理』にあった悪い意味での新人らしさが一気に消え、名作を生み出してしまった。

元検察官の弁護士、佐方の魅力を上手く書き上げ、事件の当事者たちの緻密なドラマ。
前作でも私が感じた読みやすさ、場面ごとのわかりやすさなどのいい点はしっかり残っており、作者の筆力は折紙付。


法廷で取り上げる事件のあらましを、当事者の事件当時の視点で描く一方で、法廷を平行して進める構成。
非の打ち所はなく、こうした方がありがたいなぁ、ということも全くなかった。

個人的には、検察官と弁護士の息を呑むやりとりが特に読みふけってしまうところだった。
一方、最後の証人が真相を明かす場面は、ドラマチックに他者が排斥されたような空間を作っている。
具体的には、わざと検察官や傍聴人、裁判長の存在感が薄くされていた感じがある。見習うべき点か。


著者特有の個性的な特長と言える部分は、自分にはまだ見受けられないが、この作品は名作である。


評価:★★★★☆

最後の証人
「最後の証人」
 [単行本]
 著者:柚月 裕子
 出版:宝島社
 発売日:2010-05-10
 価格:¥ 1,470
 by ええもん屋.com
 
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警察はどんなことをしているのか?


内容(「BOOK」データベースより)
お巡りさん、刑事さんの日常から捜査のウラ側、組織の秘密まで…驚いちゃいけないナイショ話を大公開。身近にいるのに意外と知らない警官と警察の素顔が丸わかり。



タイトルの通り、警察のことがよく分かる内容。
1.刑事さんの日常
2.お巡りさんの日常
3.犯罪捜査のウラ側
4.捜査のプロのマル秘ノウハウ
5.もし警察に捕まると…
6.警察組織の仕組み
7.警察官の人生いろいろ
8.知られざる警察官たち
といった章立てなっており、章ごとに約二十個程度の素朴な疑問に対する答えやまとめが書かれている。

よく刑事ドラマなどで見る事件の捜査のいろはや真偽。
警視庁や警察庁、捜査一課、逮捕や検挙、書類送検や身柄送検といった細かな言葉の違い。
警察官の出世や警察学校について。
交通取り締まりや殺人事件、マスコミ対策や暴力団対策といったところまで、警察とはどんなことをしているのかが明らかになる。

だいたい一つのお題が2ページ分くらいと、読みやすくわかりやすくまとめられているので、すんなり頭に入るし、読みづらくもない。ボリュームもそこそこ。この本を手に取る知的好奇心があるならば、すぐに読了できると思う。

トップシークレットな事項やら本当に突っ込んだところまでは触れられない点はもちろんあるだろうが、
推理小説を執筆したい、というような警察の動き方を知りたい人にはぴったりの本ではないだろうか。
値段もリーズナブルなので、満足です。


評価:★★★★☆

警察のウラ側がよくわかる本
「警察のウラ側がよくわかる本」
 [ペーパーバック]
 出版:河出書房新社
 発売日:2009-08-11
 価格:¥ 500
 by ええもん屋.com
 
統合失調症との付き合い方のすべて


内容(「BOOK」データベースより)
100人に1人弱の人が、統合失調症に。とても多い病気でありながら、あまりに実像が知られていない統合失調症。その経過、治療、支え方を、すべて実例を通して伝える。


古今(?)東西100人に1人の割合で発症するとされる精神病、統合失調症。
最近特によく耳にする病気だとは思うが、其の実非常に難しい病だ。
うつ病よりも厄介かもしれないと言われるほどだ。

この本では、統合失調症を、前駆期(前兆)、急性期(発症)、消耗期(病気が長引いた後)、回復期(治療時)に分けてそれごとにどのような実例があるかを取り上げており、治療しなかった場合の悲惨な結末なども書かれている。

特に家族が患者とどのように接するかといった点も詳しく書かれている。
精神病は、病気について間違った解釈をしていたり、ただ甘えているだけだと思ったりしてしまうかもしれないだけに、この本に書かれていることは教本として役に立つだろう。

またこの本の安心なところは、知識のない人でもすんなりと理解できる点で、小難しい言葉で煙に巻かれることもない。図解やグラフなども用い、読者に対する配慮が感じられる。


著者はwebサイトなどを通して、心の病の相談などを受けているので、ただの研究者といったこともなく、患者や親族を意識した実用的な内容となっている。

知り合いや家族に統合失調症の人がいる方はもちろん、統合失調症に興味を持った方にもよい入門書と言える。


評価:★★★★★

統合失調症―患者・家族を支えた実例集
「統合失調症―患者・家族を支えた実例集」
 [単行本]
 著者:林 公一
 出版:保健同人社
 発売日:2007-01
 価格:¥ 1,500
 by ええもん屋.com
 
ゲームオーバーがないゲーム


メーカーより
愛は、どこまで貫けるのか 人は、どこまで許されるのか──。

人間の本能、本質に問いかける、大人のためのサイコ・サスペンス。
4日間の拉致後、溺死させ、その手に折り紙を残す奇怪な「折り紙殺人鬼」。
事件の真相を追う4人の主人公達は、それぞれ過酷な状況の中で様々な選択と決断を迫られていく。

その決断を、人は許すだろうか? あなたは、許せるだろうか?
「ゲームオーバー」という概念を取りはらい、
すべての言動、行動の結果、そして最後の結末を、
あなたはその心で受け止めなければならない。

豊かな感情体験と挑戦的なテーマで、
大人が楽しめるPlayStationR3専用ソフトがここにも!
●天秤に掛けられる愛・命・モラル。心をえぐるストーリー
暗く、不気味に広がる連続誘拐殺人犯の存在。そして主人公たちに迫りくる究極の選択。
全てをその手で選択し、実行する、PlayStationR3だからこそ実現できた身に迫る感情体験。
●圧巻の映像表現とプレイシステムの融合
プレイパートも物語(ムービー)も、全てリアルタイムに3Dで展開。
行動に合わせてシームレスにドラマが進行する。
●秀逸、意味深なドラマ演出
ひとつひとつの行動に、ドラマチックで意味深な演出をほどこす映画のようなカメラワークが、
プレイするものの興味を引きつけ、手を止める隙を与えない。
●ゲームオーバーという概念を捨てた、マルチエンディングシステム
主人公たちが何人死ぬことになっても、それぞれに「エンディング」が用意され、一つの作品として
完結する構成になっている。20以上の全ての行動が展開に多様な紆余曲折を与えていく。




ゲームオーバーがない。
プレイヤーが操作する登場人物が死のうが、続く。
自分の行った選択がすべてストーリーに影響するという斬新きわまりないシステム。

だが、これは……。
正直に言うならば、なんだかんだ言って自由度が低い。
たしかにモーションや様々なアクションがあることはある。だが、ストーリーに関わると言うほど自由度はない。
選択権が少ないといったところか。

エンディングは20以上とあるが、似通ったものが多く、「ここであの人が死んだらどうなるのだろう」というユーザーの予想がその通りエンディングになる感じ。違った形の事件の真相を求める人には、残念なソフトだと思う。


操作はSIXAXISを含めたコントローラを使ったものとなる。
最初は既存のゲームにはない操作方法(R2で前進など)に戸惑い、ストレスを感じるかも知れない。
おそらく、初代『バイオハザード』の操作性と同じで、ユーザーが最初は戸惑い、焦らせる仕様で徐々に慣れてくるという感触を目指したのかもしれない。

おかげで、なかなかスリル満点で、息を呑む展開に身を投じ、アドレナリンが出る。

私は十時間ほどで1周クリアした。
ストーリー面はネタバレになるので触れたくはないが、ミステリーを期待する人間はがっかりしてしまうだろう。
整合性が取れていない感じがする。作りが甘いというか。。。
あくまでテーマは『愛』であり、その観点では良いヒューマンドラマだとは思う。

肝心の周回プレイによるシナリオ分岐だが、2周目の食指がなかなか動かない。
というのも、リアリティを追求した結果か、ほぼすべてプレイヤー操作の必要なシーンであり、1周目と同じ場面をまた操作させられるからだ。既存のゲームのようなムービースキップする場面はないのである。
飽きが来ることは避けられない。
チャプターから始めることができることにはできるが、いかんせんこのゲーム性とシナリオ分岐のバランスが悪い。

1周目に限り面白かった。
ゲーム界のマンネリを打開する意欲作ではあるが、あくまで意欲作止まりで傑作には遠い作品だと思った。
プレイの価値はあるが、あまりオススメできるものではない。このゲームを生かした新たな作品に期待はしたい。


評価:★★☆☆☆

HEAVY RAIN(ヘビーレイン) -心の軋むとき-
「HEAVY RAIN(ヘビーレイン) -心の軋むとき-」
 [PLAYSTATION 3]
 メーカー:ソニー・コンピュータエンタテインメント
 発売日:2010-02-18
 by ええもん屋.com
 
恐怖と不安と悲しみを描く名盤


PSゲームで発売されたホラーゲーム『パラサイト・イヴ』のオリジナルサウンドトラック。
絶版につき、今や高値で取引されているので、気になっている方は即購入を勧めます。

瀬名秀明氏が書いた原作『パラサイト・イヴ』とはまた違った毛色ではあるが、おどろおどろしいホラーという点は変わらない『パラサイト・イヴ』だが、音楽が焦りや恐怖心を駆り立てる重要なファクターである。
ただ、焦燥感、恐怖感を煽るだけのホラー仕立てBGMというわけでもないあたりが好きである。

当サウンドトラックのコンポーザーである下村陽子氏の生み出すオーケストラサウンドは非常に奥ゆかしい。
ゲームの世界観にマッチする緊迫感、そしてストーリーに沿った感情が曲に乗せられている。
また自己主張の強いゲーム音楽という印象も薄く、耳に自然と入り効果的に作品を盛り上げるBGMを作っている。


<My Favorite Track>
●Disc1
・01-Primal Eyes
ゲームのオープニングムービーで流れる音楽。静かな始まりながらも、徐々にテンションを増してくる激しいギターサウンド、当ゲーム音楽のメインと言っていいであろうピアノの悲しげな旋律、この一曲だけですでに作品全体を表しているかのようなドラマチックなトラック。

・10-Main Theme (Piano Solo Version)
タイトル通り、このゲームのメインテーマである一曲。ピアノの独奏には、ひしひしと伝わる悲壮感がある。

・22-Missing Perspective
ゲームをプレイした人ならば、おそらく耳にこびりついているであろう一曲。戸惑いや焦燥、恐怖や緊張が詰まる表現力を感じる一曲。


●Disc2
・13-目覚めよと呼ぶ声が聞こえ
オルゴールサウンド。心に訴えかけてくるオルゴールの音は、単純なくせに感動を煽るいい音だと思います。

・14-Somnia Memorias

ここに来て唯一のボーカル曲。ゲームのエンディングに流れるだけに緊張が解かれた安堵感に満ちた印象である。
歌詞はラテン語。ベース、ギター、ドラムといったスタンダードな楽器を用いた曲だが、水の音、鳥の鳴き声、ウインドベルも入るなかなか不思議な一曲。夜、一人で聞き浸るのがいいムーディーな曲。

・17-Main Theme (Orchestral Version)
Disc1のピアノソロバージョンがオーケストラになった豪華バージョン。主旋律はほぼピアノ。滴る水の音がいいです。



評価:★★★☆☆

「パラサイト・イヴ」オリジナル・サウンドトラック
「「パラサイト・イヴ」オリジナル・サウンドトラック」
 [CD]
 アーティスト:ゲーム・ミュージック,下村陽子
 レーベル:ソニーレコード
 発売日:1998-05-21
 by ええもん屋.com
 
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