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名作ですが……。


100万回生きたねこ (佐野洋子の絵本 (1))
内容(「MARC」データベースより)
100万回生まれかわっては、飼い主のもとで死んでゆく猫。飼い主たちは猫の死をひどく悲しんだが、猫自身は死ぬのなんか平気だった。ある時、猫は誰の猫でもない野良猫となり、一匹の白猫に恋をする…。








名作と言われている絵本である。
なんだろう、感動はするのだが、このねこは自分勝手なだけのような気もする。
人生の伴侶を見つけ、もう生き返ることをしなくなったことで人生のなんたるかを悟った気がしてジーンと来たのだが、よくよく考えると、何とも自分勝手な恋愛至上主義を垣間見た気がする。
最高の幸せとはこういうものだ、というテーマなのだろうか。このねこのように成仏できれば幸せだ、と感じることには感じるのだが、腑に落ちない部分もある。

このねこから何を感じ取れるか、なかなか深い作品かもしれないが、表面的にはそう感じる。
また、子どもへの読み聞かせを考慮するならば、『死』についてどう響くか考えるべきだろう。
歪曲した捉え方をされると、死んでも構わないなんてことも考えられるかもしれない。

道徳を感じ取ろうとするのでなく、あくまでエンタメとしていいお話といった感想。
素直に読めば感動できる。


評価:★★★★☆

100万回生きたねこ (佐野洋子の絵本 (1))
佐野 洋子
講談社
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