忍者ブログ
本、音楽、ゲームなどの書評、感想をネタバレしない程度に書いていきます。詳しくは『このブログについて』をご覧下さい。 貴方のインドアライフに役立てば幸いです。
プロフィール
HN:
エリシオ
性別:
男性
自己紹介:
読書とゲームと投資に明け暮れる、インドア特化型なしがない社会人
カテゴリー
リンク集
当ブログは、リンクフリーです。 相互リンク大歓迎です。 相互リンクを希望の際は helissio5963(アットマーク)gmail.com まで。アットマークは手動入力してくださいな。
ランキング
気に入ったらPlease Click!
人気ブログランキングへ
最新CM
[08/16 エリシオ]
[08/13 古宮昇]
[08/01 エリシオ]
[08/01 秋津学]
[11/22 エリシオ]
最新TB
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

さて、気になる完結編だが……


内容(「BOOK」データベースより)
アルカトラズを出所し、シカゴでミリアと落ち合うことになったアイザック。爆破事件を聞きつけてミリアと共にシカゴに戻ることになったジャグジー一行。ヒューイを殺すために刑務所の奥で暴れ始めたラッドと思惑を秘めたフィーロ。少しずつ狂い始めているレイルと、それを止めることが出来ない吸血鬼の面々。他人の迷惑を省みず、ひたすらに喧嘩を楽しむグラハムとクリストファー。そして、高みの見物をする権力者たち。三百箇所同時爆破と二百人の失踪事件。殺し屋と不死者を巡る騒動。混乱をきたす舞台に、全ての役者がそろった時、それぞれの配役が動き始める。そして、彼らの運命を弄ぶ者とは―。



1934年のまとめ、完結編。さりげにサブタイトルが変わっている。
読み終えて感じたことは、肩透かしを食わされた気分。
と言うのも、どうやら綺麗にまとめすぎているような気がする。このまとめ方が好みを分かつところだが、私的には物足りなく、はぐらかされた感じがした。

結局、根本的なストーリーは先延ばしとなって終わっている点もそうだが、これだけヤバイ登場人物達がぶつかりあって、どんちゃん騒ぎして、こんな結果なの? というのもある。
ライトノベルの枠だから仕方がないのかもしれないし、それ以前にこの感じこそがバッカーノ!なのだと言われるとそうなのだろうが、私としてはもう少し悲劇的というか現実的な展開にして欲しいところ……。
これが全て『運命』や『~の意志』で片付けられるのならば理解は出来る、が私としては納得は出来なかったかなあ。

まぁ、こういうところは軽く行こうよ、ってところがバッカーノ!らしさなのかな。今まで散々持ち上げてきたけれども仕組みが分かるとガッカリみたいな、そんな気分。
個性的な登場人物が山ほど出てくる斬新な群像劇も、このような展開が続くといい加減マンネリを感じるかもしれない。

とまぁ完結編と銘打ってあることもあり、結末に重点を置いた感想だったけれど、道中はそれなりに面白いのは相変わらず。
後半のスピーディーな展開と、場面の切り替わりの早さはあとがきで言う原稿量との兼ね合いなのだろうか。流し読みでいいや、ってなってしまう。サクサク読めるライトノベルの長所と言うべきか。



評価:★★☆☆☆

バッカーノ!1934 完結編―Peter Pan In Chains (電撃文庫)
「バッカーノ!1934 完結編―Peter Pan In Chains (電撃文庫)」
 [文庫]
 著者:成田 良悟
 出版:メディアワークス
 発売日:2007-04
 価格:¥ 725
 by ええもん屋.com
 
PR
獄中編の裏側


内容(「BOOK」データベースより)
副社長と新人カメラマンは情報を得るためシカゴの街へ。奇妙な集団はヒューイの命令で大事に備えて密かにシカゴの街へ。破壊魔はルッソ・ファミリーに誘われ、ラッドの代わりにシカゴの街へ。研究者は会社があるのでシカゴの街へ。吸血鬼は友達の為にシカゴの街へ。曲者達が刑務所にいる間、一方のシカゴでは全土を揺るがす大事件が巻き起ころうとしていた。三百箇所に仕掛けられた爆発物。同時に併発した二百人以上の失踪事件。すべてが繋がり始める時、娑婆の空気を塗り替える者とは―。



1934年の事件は、前巻の獄中編とこの娑婆編が同時進行、そして次巻の完結編に繋がる形になっている。

今回は新たなカリスマ?グラハムの件や、情報屋副社長の巧みなビジネスなどが見所。話としては、ヒューイやネブラ、それに関わる様々な登場人物がいったいどのように立ち回っていたのか、その全容といった感じ。

安易にバトルシーンに持っていかない引きつけ方もいい意味で憎たらしい。
どうなるかハラハラすることの多さが、この作品の面白さだなあ、と実感する。

これだけ多くの登場人物、張り巡らせまくっている伏線を見事に回収する著者。次巻でどのように完結させてくれるのか楽しみで仕方ない。


評価:★★★☆☆

バッカーノ!1934 娑婆編―Alice In Jails (電撃文庫)
「バッカーノ!1934 娑婆編―Alice In Jails (電撃文庫)」
 [文庫]
 著者:成田 良悟
 出版:メディアワークス
 発売日:2006-12
 価格:¥ 683
 by ええもん屋.com
 
刑務所内での重苦しくもど派手な展開


内容(「BOOK」データベースより)
若手幹部は『ミストウォール爆破事件』の参考人である恋人をかばって刑務所に。殺人鬼はヒューイという『不死者』を殺す快感を求めて刑務所に。泥棒は普通に逮捕され刑務所に。名前を譲った殺し屋はネブラの部長に依頼され刑務所に。錬金術師は最初から刑務所に。サンフランシスコ湾の沖合いに浮かぶアルカトラズ刑務所に、一筋縄ではいかない男達がそれぞれの目的を抱えて集う。一方、NYに残された者やFBIも何かを求めて動きだす。まるで全ての事象が一つに繋がっているかのように…。そして、最悪の事件の幕が開ける―。




さて、獄中編とある今作、娑婆編、完結編の3部作で、1934年の事件を語る。
今回はその取っ付き部分。

最凶のイカレた奴等が集う刑務所、アルカトラズでヒューイの詮索をするのだが。。。
そこに現れたのは少々昔のキャラクター、ラッド・ルッソ。
彼のイカレたテンション、かっこよさがここに来てまた復活。
ラッドファンが結構いるんじゃないかなぁ、と思って読了しました。
プリズンブレイクのような獄中での生活を描くのを期待していたが、そうでもなく、獄中の話は結構あっさりとしていた。

話としては序盤、始まりの部分で終わります。
さぁ、どんどん読み進めていこう。次は娑婆編です。


評価:★★★☆☆


バッカーノ!1934獄中編―Alice In Jails (電撃文庫)
「バッカーノ!1934獄中編―Alice In Jails (電撃文庫)」
 [文庫]
 著者:成田 良悟
 出版:メディアワークス
 発売日:2006-10
 価格:¥ 683
 by ええもん屋.com
 
刃物使い達の戯れ


内容(「BOOK」データベースより)
ティムは過去を捨てた男だが、兄を忘れた事はなかった。ダラスはどうしようもないチンピラだが、妹だけは護りたかった。クリストファーはとてつもない変人だが、なぜか自然を敬っていた。『葡萄酒』は最強最悪の殺し屋だが、マジで婚約者を愛していた。刃物使いたちの死闘に呼び寄せられたキレた奴ら。血の雨が止む時、雲間から覗く陽光を浴びるのは誰だ―。


前巻『バッカーノ!1933〈上〉THE SLASH クモリノチアメ』に引き続き、チックとマリアのコンビが主体。それに対し、暗殺集団「ラミア」にもスポットが当たっており、さらには最強(?)レールトレーサーさんまでやってきて、てんやわんや。謎の男ロニーのダークホースっぷりも必見。

先の読めない展開の中、相見える彼らの結末は読んで確認すべし。

個人的には読後感が素晴らしかった。
この辺は、書いてるとネタバレになりかねないので。
そのあとに、あとがき。さらにその後に余章があり、次巻予告的な感じになっている。

それにしても、どんなプロットの作り方してるんだよ、この作者。


評価:★★★☆☆


バッカーノ!1933〈下〉THE SLASH チノアメハ、ハレ (電撃文庫)
「バッカーノ!1933〈下〉THE SLASH チノアメハ、ハレ (電撃文庫)」
 [文庫]
 著者:成田 良悟
 出版:メディアワークス
 発売日:2004-11
 価格:¥ 725
 by ええもん屋.com
 
刃物使い達のプロローグ


内容(「BOOK」データベースより)
鋏使いのチックは無邪気に人を斬る。見えない“絆”がどれだけ傷みに耐えられるかを確かめる為に。刀使いのマリアは陽気に人を斬る。この世に斬れないものなど無い事を信じる為に。槍使いのアデルは慇懃無礼に人を斬る。ただ存分に暴れたいが為に。ナイフ使いのシャーネは無言で人を斬る。自分の仲間を傷つける者を排除する為に。刃物使い達の死闘は雨を呼ぶ。それは、嵐への予兆―。



今回は鋏使いの拷問師チックと刀使いの殺し屋マリアにスポットが当たっている。
二人のバックボーン、心情が伝わる内容。

上巻なわけですが、読み終わってから思ったのだが、
「これってプロローグじゃんw」と。
相変わらずの色物、強者が揃いに揃って、さぁこれから!というところで終了。

下巻の『バッカーノ!1933〈下〉THE SLASH チノアメハ、ハレ』を読まないことには始まらない!
そして、またバッカーノ!の虜となるのであった。


この上巻単体で満足度を言うのもなんですが……


評価:★★☆☆☆


バッカーノ!1933〈上〉THE SLASH クモリノチアメ (電撃文庫)
「バッカーノ!1933〈上〉THE SLASH クモリノチアメ (電撃文庫)」
 [文庫]
 著者:成田 良悟
 出版:メディアワークス
 発売日:2004-09
 価格:¥ 599
 by ええもん屋.com
 
Copyright © めざせインドアマスター All Rights Reserved
Powered by ニンジャブログ  Designed by ピンキー・ローン・ピッグ
忍者ブログ / [PR]