忍者ブログ
本、音楽、ゲームなどの書評、感想をネタバレしない程度に書いていきます。詳しくは『このブログについて』をご覧下さい。 貴方のインドアライフに役立てば幸いです。
プロフィール
HN:
エリシオ
性別:
男性
自己紹介:
読書とゲームと投資に明け暮れる、インドア特化型なしがない社会人
カテゴリー
リンク集
当ブログは、リンクフリーです。 相互リンク大歓迎です。 相互リンクを希望の際は helissio5963(アットマーク)gmail.com まで。アットマークは手動入力してくださいな。
ランキング
気に入ったらPlease Click!
人気ブログランキングへ
最新CM
[08/16 エリシオ]
[08/13 古宮昇]
[08/01 エリシオ]
[08/01 秋津学]
[11/22 エリシオ]
最新TB
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

こいつ、最高だわw

内容(「BOOK」データベースより)
世間から軽蔑され虫けらのように扱われた男は、自分を笑った世界を笑い返すため、自意識という「地下室」に潜る。世の中を怒り、憎み、攻撃し、そして後悔の念からもがき苦しむ、中年の元小官吏のモノローグ。終わりのない絶望と戦う人間の姿が、ここにある。



新潮社版を読みました。

本の薄さとは裏腹、すごい濃い内容が待っている。
読みながら感じたことは、「このダメ人間、俺と同じくらい捻くれた思想持ってやがる……」と。
それほど達観した私ではないので、おこがましいかもしれないが、妙に共感できることが多い。

しかしまぁ、モノローグっていうスタイルの小説、もはや手記であるこの作品。訳というか話の辻褄を追うことが難しかったのだが、それよりも先に面白いが立つ。
偉大な先人作家がこんなことを考えていたとは、と思うと、逆になんだか救われた気分にさえなる。

『罪と罰』は長いし、敷居が高いぜ。て思って手に取ったが、これはなかなかの良作。
訳されている点から、いまいち釈然としない部分も多かったが、それでも読み切れる魅力があった。


作者と登場人物の思想、哲学、当時の時代背景などを絡めた評論ができる私ではないので、この辺で失礼。
古典新訳版もあるが、訳されすぎていて原作を逸脱しているという意見もあるかもしれない。


評価:★★★☆☆

地下室の手記 (新潮文庫)
「地下室の手記 (新潮文庫)」
 [文庫]
 著者:ドストエフスキー
 出版:新潮社
 発売日:1969-12
 価格:¥ 420
 by ええもん屋.com
 
地下室の手記(光文社古典新訳文庫)
「地下室の手記(光文社古典新訳文庫)」
 [文庫]
 著者:ドストエフスキー
 出版:光文社
 発売日:2007-05-10
 価格:¥ 580
 
PR
Copyright © めざせインドアマスター All Rights Reserved
Powered by ニンジャブログ  Designed by ピンキー・ローン・ピッグ
忍者ブログ / [PR]