刃物使い達の戯れ
内容(「BOOK」データベースより)
ティムは過去を捨てた男だが、兄を忘れた事はなかった。ダラスはどうしようもないチンピラだが、妹だけは護りたかった。クリストファーはとてつもない変人だが、なぜか自然を敬っていた。『葡萄酒』は最強最悪の殺し屋だが、マジで婚約者を愛していた。刃物使いたちの死闘に呼び寄せられたキレた奴ら。血の雨が止む時、雲間から覗く陽光を浴びるのは誰だ―。
前巻『
バッカーノ!1933〈上〉THE SLASH クモリノチアメ』に引き続き、チックとマリアのコンビが主体。それに対し、暗殺集団「ラミア」にもスポットが当たっており、さらには最強(?)レールトレーサーさんまでやってきて、てんやわんや。謎の男ロニーのダークホースっぷりも必見。
先の読めない展開の中、相見える彼らの結末は読んで確認すべし。
個人的には読後感が素晴らしかった。
この辺は、書いてるとネタバレになりかねないので。
そのあとに、あとがき。さらにその後に余章があり、次巻予告的な感じになっている。
それにしても、どんなプロットの作り方してるんだよ、この作者。
評価:★★★☆☆
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