忍者ブログ
本、音楽、ゲームなどの書評、感想をネタバレしない程度に書いていきます。詳しくは『このブログについて』をご覧下さい。 貴方のインドアライフに役立てば幸いです。
プロフィール
HN:
エリシオ
性別:
男性
自己紹介:
読書とゲームと投資に明け暮れる、インドア特化型なしがない社会人
カテゴリー
リンク集
当ブログは、リンクフリーです。 相互リンク大歓迎です。 相互リンクを希望の際は helissio5963(アットマーク)gmail.com まで。アットマークは手動入力してくださいな。
ランキング
気に入ったらPlease Click!
人気ブログランキングへ
最新CM
[08/16 エリシオ]
[08/13 古宮昇]
[08/01 エリシオ]
[08/01 秋津学]
[11/22 エリシオ]
最新TB
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

やるの? やられるの?


内容(「BOOK」データベースより)
第9回電撃ゲーム小説大賞金賞受賞の成田良悟が、前作を上回るスケールとトリッキーな構成で贈る受賞後第1作。舞台は1931年アメリカ。大陸横断特急「フライング・プッシーフット」。“不良集団”は貨物室のお宝をちょいと戴くため、列車に乗り込んだ。“革命テロリスト軍団”は偉大なる指導者を奪還するため、列車に乗り込んだ。“ギャング”は鉄道会社を脅して金をせしめるため、列車に乗り込んだ。“泥棒カップル”は一年ぶりにNYの友人と会うため、列車に乗り込んだ。出発の興奮に酔う彼らはまだ知らない。これから始まるクレイジーな夜を―。



前巻『バッカーノ!-The Rolling Bootlegs』に登場した人物や、さらにテロリストグループ、殺し屋グループ、ギャングなどが揃いも揃って一つの大陸横断特急「フライング・プッシーフット」に乗り込む。
その列車を乗っ取ろうとする者、乗客をとにかく殺そうとする者、貨物車に載ったものを盗もうとする者、様々な思惑を持って集った彼らのバカ騒ぎ。


前巻の登場人物からさらに個性的な登場人物が増加。
物騒な奴らが集って、触れあう。
やるかやられるか、誰が生き残るのか、などのワクワク感が熱い。
「こいつが主人公!」って位置づけのキャラクターがいないからだろう。
登場人物の多さにもかかわらず、きちんと伝わってくるし、それぞれが魅力的で「こいつはいいよ」ってのがない。
(某バカップルにうんざりして挫折する人が多そうではあるが)


また作者も言っているが、『人が死んでも軽い』作品。
前巻からの『不死の酒』の設定的な問題もあるが、それ以外の内容的にも人の命が軽い。
それでいて、「こいつは死んでも大丈夫だ!」みたいな興ざめな感も無い。
これがバッカーノ!らしさか。


なかなか良作である。
ただ、本作ではわからない部分も多分にある。そこは次巻の『バッカーノ!1931 特急編―The Grand Punk Railroad』で明かされる。


評価:★★★★☆

バッカーノ!1931 鈍行編―The Grand Punk Railroad (電撃文庫)
「バッカーノ!1931 鈍行編―The Grand Punk Railroad (電撃文庫)」
 [文庫]
 著者:成田 良悟
 出版:メディアワークス
 発売日:2003-08
 価格:¥ 620
 by ええもん屋.com
 
PR
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事にトラックバックする:
Copyright © めざせインドアマスター All Rights Reserved
Powered by ニンジャブログ  Designed by ピンキー・ローン・ピッグ
忍者ブログ / [PR]