楽園編開始
内容(「BOOK」データベースより)
神に挑む―ジャンクヤードの消滅に巻き込まれたのち、黄色い空に黒い太陽が昇る世界に再生したサーフ。そこにはセラの話していた“楽園”とは程遠い、荒廃した大地が広がっていた。エンブリオンのメンバーの行方もわからぬまま困惑するサーフは、突如アートマに変じた戦闘部隊の襲撃を受ける。彼らはサーフを、“協会”によって開発された戦闘用バイオメカニック“ASURA‐01”と呼ぶが…新たな神話を描く第4巻。
終わりが近いです。どういった結末なのか、気になって仕方がない作品。
さてさて、前巻で過去を知り、ジャンクヤードの話がどういうことだったのかある程度理解できたわけだが、本巻ではいよいよ2巻の続き、楽園の話。
ご想像の通り、『楽園』と呼べるような世界ではない終末を感じさせる世界に招かれざる客のごとく召喚された主人公たち、待ち受けているものとは……!
といったことくらいしか書くことはない。とりあえずこの巻まで手が伸びた人はラストまでただただ読まされるのみ。
私的には
本巻にそれといった魅力は無かったが、ラストをどう締めくくってくれるのかという期待感が強く読み終えたという具合。
相変わらず世界観は好きだが、慣れてしまったというかこれといった驚きの展開がないというか、とにかく「この巻で白熱した!」という部分は薄い。とは言え、著者の圧倒的な筆致によって引き込まれてしまった。
評価:★★★☆☆
五代 ゆう
早川書房
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