頑張れ……
内容(「BOOK」データベースより)
「そこ、女の子が捕まってるから」“超能力”が一般科学として認知された学園都市、その「三沢塾」で一人の巫女が囚われの身となった。そして、どうやら首謀者は、魔術側の人間らしい。上条当麻は魔術師ステイルからそう説明され、すなおにうん、と返事をした。「簡単に頷かないで欲しいね。君だって一緒に来るんだから」「…はあぁ!?」真夏の日差しの中、不気味にそびえ立つビルに二人は向かっていく。魔術師、吸血殺し、禁書目録、そして上条当麻。全ての線が交差するとき、物語は始まる―。
1巻の方にも書いていますが、文章がやはり酷い。
同じような表現が何度も出てきたり、
地の文から状況が判断できなかったり、
と。
設定面に関しても疑問が。
まず、主人公の記憶の件について、まったく生かされてないと感じる。
ただそういう話にしたかったから、という他ない適当感。
記憶がなくなっても、さして問題無さそうに生活しておきながら、
地の文で記憶の件について何度も触れる蛇足感。
主人公はともかく、ステイルやアウレオルスらの心情がないがしろにされている感が酷い。
もう少し、彼らのインデックスに対する感情を表現した方が、設定に締まりが出ると思うのだが。
要は、主人公の「オレが正義。オレが正しい」という押しつけ感で進行している気がしてならない。
欠点ばかり挙げましたが、作者の成長ぶりと設定の回収を見る意味でも続けて読んでみる…かも。
評価:★☆☆☆☆
PR