中盤以降はGOOD。
内容(「BOOK」データベースより)
将棋のルールに加え、序、中、終盤の手筋がそれぞれ60問、計180問出題、解説されており、この一冊で勝つために必要な基礎知識が身に付くようになっている。
囲い方と定跡をほんの少しかじっただけの初心者の私だが、とりあえず定跡を暗記というのもなかなかモチベが上がらず、実力アップというかセンスアップが見込めるかも、と思って手筋本を購入。
1ページ目に問題、その裏側に回答という型式でまとめられている。
章立ては以下の通り。
●第1章『序盤絶対手筋60』
●第2章『中盤絶対手筋60』
●第3章『終盤絶対手筋60』
最初に駒の動かし方やら将棋のルールやらが載っており、本書を買う人にとっては今更感があるのではと思ったが、それだけ初心者もターゲットにしているのかもしれない。
初手の飛車先や角道の歩突きなどのとても易しいところから問題になっている。
難点は出題ごとのタイトルがヒントではなく、もはや答えになっているものがある点。また、初心者の自分としては、『以前は○○も指されていましたが、最近の流行はこの一手です』といったようなことを言われるだけで、解答以外の手(○○など)では何故ダメなのかわからない部分があるのが残念。多分、何故ダメなのかわからない自分のレベルが低いのだろうが。
序盤の手筋は『将棋・ひと目の定跡』とかぶる部分も多く、あまりに浅いので無くして中盤以降に注力してくれてもよかったかな、という感想。
一方、中盤以降に関しては(私にとっては)解きごたえのある難しいものが多かった。実戦でお目にかかりそうなものが多いので、何度も解いて、自分の力にすれば棋力が上がることは間違いないだろう。
評価:★★★☆☆
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