音楽で冒険する世界
北欧神話の世界樹、ユグドラシルをイメージしたコンセプトアルバム。
Voltage of Imaginationは、「映画を作るかのように音楽を作る」をモットーに活動しているようですが、このアルバムは正直震えました。
作曲を手がけている大嶋啓之さんは、個人的に崇拝しているのですが。
弦楽器系統を駆使した壮大な音楽。
音楽でここまで風景、情景を思い浮かばせることが出来るのか、と。
そう思わせるアルバム、いや芸術作品でした。
おそらく打ち込みかな? 生音を聞き分ける能力がない私。
マイフェイバリットは↓
1. Castle in the sky
物語の始まり、と言ったところでしょうか。舞台はタイトルを見てみれば一目瞭然か。想像をかき立てる壮大な音楽は、その世界にある城下町やそこに広大な草原さえ思い浮かばせます。時間は夜明け?なんて想像してたら鳥肌が立ってくる曲でした。
6. Deep into the forest
揺られるような三拍子に、『鳥の詩』などで有名なLiaの透き通るような歌声が乗る。そこを旅しているようなそんな気分になる。優しい感じの曲で、どこか寂しさを感じる。
10. Ruin of the castle
物語の終わり。1. Castle in the skyと似たような曲ですが、それとは違う印象を持たせる良曲。1が夜明けならば、こちらは日没といったところか。
遠出の旅にBGMとして流しておきたいようなアルバムです。
評価:★★★★☆
PR