忍者ブログ
本、音楽、ゲームなどの書評、感想をネタバレしない程度に書いていきます。詳しくは『このブログについて』をご覧下さい。 貴方のインドアライフに役立てば幸いです。
プロフィール
HN:
エリシオ
性別:
男性
自己紹介:
読書とゲームと投資に明け暮れる、インドア特化型なしがない社会人
カテゴリー
リンク集
当ブログは、リンクフリーです。 相互リンク大歓迎です。 相互リンクを希望の際は helissio5963(アットマーク)gmail.com まで。アットマークは手動入力してくださいな。
ランキング
気に入ったらPlease Click!
人気ブログランキングへ
最新CM
[08/16 エリシオ]
[08/13 古宮昇]
[08/01 エリシオ]
[08/01 秋津学]
[11/22 エリシオ]
最新TB
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

この表紙が購買層の反映か……


ワルの恋愛術 (河出文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
どうすればモテるのか?とお悩みの男性諸君。女に好かれるかどうかに、顔や学歴は正直あまり関係ない。好かれるためのコツさえつかめば、普通の男でも天下無敵のモテ男に変身できるからだ。ビジネスでも恋愛でも、ちゃんと頭を使うヤツが成功する。明日から実践できる、女心をわしづかみするワルのテクニック一挙大公開。






「草食系のオタクども、食らいつけや」と挑発された感じが嫌だったが、この著者は比較的好きなので購入。
内藤誼人氏の本はたくさん持っているが、読み始めてすぐに違和感が……。文体が一般人のため口チック、口語体なのだ。一人称は『俺』という。これまた変化球打ってくるな、とニヤニヤしてしまった。
『ワル』という言葉で釣る人心掌握術系の本はそれなりに読んだことはあるが、それらに比べるとなかなかワルい感じが出ていると思った。
章題は以下の通り。

●第1章『ワルな男になりたいなら、これをマスターせよ』
この章を読めば、モテない男には必死さが足りないという点はこれを読んでよく分かる。「ま、別にそこまでしたくねえし」っていう人には、全く心に響かない内容。うまい話は無いんだよね。

●第2章『ワルは自分を魅力的に演出できる』
章題で大方言いたいことは分かる。結局、自分に自信のある男じゃなければモテるわけがないのだ。たとえ、自信が無くても、あるように演じることで解決する。そのノウハウを教えてくれる。
ただ、お金関連のことについては、この不景気な世の中だし人を選ぶだろうなあ。そこは逆に『不景気だからこそ』かもしれないが。

●第3章『これがワルの”恋テク”だ!』
相手に会話を通じて簡単な暗示を掛けたり、何気なく相手を触ったりすることで相手の気を引く方法を紹介。心理学の研究の結果、統計として立証されている。まぁ、この手の本によくある内容だ。なかなかモテない男には敷居の高い部分かもしれない。

●第4章『女を見抜くワルの”分析力”』
ここは、こんなしぐさは誘惑シグナルだとか、こんな行動をする女は結婚するのは危ない、だとかそういった分析をしている。もちろん、調査の結果を示しているが、十人十色の世の中ではあくまで参考程度だろう。しかしまぁ、調査結果云々を除いたとしても、こういった話をよく聞くと言うことはある程度の信頼性はあるはずだ。

●第5章『女の心を奪うワルになりきれ』
ここでは、口説き方などに焦点が当たっている。恋愛術の本ではよくありそうな内容だが、メタメールを送るだとか、時間をプレゼントといった内容、章末のコラムはなかなか興味深く、役に立ちそうなものだ。

●最終章『意中の女をつかんで離さないワルの”応用力”』
相手の心をつかんだ後の話。なるほど、としか言えない。至極当然な気もするが、中には意外な項目もある。


本書の著者である内藤誼人氏を含め、心理学の本は多く読んできているが、恋愛についての類書は『催眠恋愛術 ―女心を誘導する禁断のテクニック』くらいだ。それよりは比較的モテない男向けの内容で、女との接点の持ち方やら接し方やらその点から始めてくれる。
テクニックの面では、大方他の心理学の本でも書かれていたような内容ではあるが、やはりこんな打算的に考えて女の人とコミュニケーションを取れるレベルの男だったら、困っていないだろう、という結論が頭をよぎって適わない。

それに付焼刃で粋がるより、飾らないスタイルの方が好感を持たれることだってある。
常々思うが、この手の本はあくまで参考程度に読んでおくのがベストだろう。
値段も値段だしアリです。


評価:★★★★☆

ワルの恋愛術 (河出文庫)
「ワルの恋愛術 (河出文庫)」
 [文庫]
 著者:内藤 誼人
 出版:河出書房新社
 発売日:2010-06-04
 価格:¥ 599
 
 
PR
文章で、人の心を動かしたいか!


内容(「BOOK」データベースより)
企画書、レポート、作文、メール、手紙などで納得される、感動される、好感を持たれる、「文章が上手ですね!」と感心される!学校や会社では教えてくれない読み手の心理を操作する文章テクニック56。



「お-!!!」と答えた人は購入してもいいと思います。

というのも、本書は、文章で人を説得する力の養成に重宝する内容
ブラックに言うならば、『上手く煙に巻く』『上手く騙す』といったところか。


章題は以下の通り。

●第一章『面白いように文章が書ける心理テクニック』
文章が上手く書けない、それどころかまず遅筆すぎて書き始めることが困難だ、という人向けに文章を書くときの心理的テクニックを紹介。基本的に自己暗示的なことが多いが、姿勢を良くして書くといったアドバイスもある。

●第二章『人の心を簡単に動かす魔法の文章術』
ここでは、人の気持ちを惹きつけたり、表現だけで印象を左右させる文章術を紹介。

●第三章『びっくりするほど説得力のある文章を書く方法』
ここでは、仕事の企画書や報告書などを筆頭とした、人に結果報告をしたり、説得して提案を通したりするのに有利になる工夫を紹介。個人的には無意識にわかってることが多かったので、残念だった。

●第四章『「文章力がない……」ことを上手にごまかす魔法の心理術』
章題通りの内容だが、本当にごまかすだけの心理術であって、これを実践しすぎれば、きっと周囲から手法に気づかれ、信頼が失われることがありうるリスキーなものが多い。使う際には、相手にバレないような工夫をよく理解した上で、効果的に使用すべきだろう。聡明な人にこれを用いた文書を提出したものなら、あなたの無知蒙昧を露呈する結果にさえなりかねないと思う。

●第五章『すべての人に感心してもらえる文章を書く秘訣』
章題は結局、第二章や第三章と同じような意味だと思うのだが、まんま感心してもらえるための文章術を紹介する章だ。あえて区別するならば、『すべての人に』という章題の通り、人間である以上どうしても反応してしまう文章(心理)テクニックを挙げている点か。

●第六章『インチキ「論理学」に通暁しよう』

タイトルの『ブラック文章術』のブラックらしさが光る章。日常でよく聞く内容だが、言われてみればおかしい、といったそんなインチキ論理学での説得技法が紹介されている。


著者の立場上、文章力アップというよりは説得力アップの面が強く、心理的アプローチに重きが置かれたアドバイスばかりである。また、本書の著者である内藤誼人氏の本はたくさん読ませて頂いているが、項目をたくさん分けて要点を強調し、心理学の実験内容や多彩な日常的具体例を扱うというように、非常に分かりやすいのが、この著者の本の特長かもしれない。
しかし、本書はそういった心理学の本を読みあさっている自分には、かなり物足りない印象で、『「心理戦」で絶対に負けない本 実践編―説得する・支配する・心を掴む』などを読んだ方が値段的にもよいかもしれない。
ただ、文章術としてのまとめ、という点ではニーズに応えてはいるので、気になった方は心配無用。

タイトルにブラック文章術とあるが、どの辺がブラック?というのはまぁさておき、実際に社会に出てみればこういった文章術は様々な場面で使われており、知っておいた方がよい内容である。
私的には、言われなくても知っているような内容が多かったが、逆に言えば、それくらい身近な営業戦略などで使われている説得力を上げる文章術と言える。

内容は決して悪くないのだが、人によっては「そんなことわかってる」で終わりそうな気もする内容であることと、値段の高さがネックかな、と。


評価:★★★☆☆

心理学者が教える 思いどおりに人を動かすブラック文章術
「心理学者が教える 思いどおりに人を動かすブラック文章術」
 [単行本(ソフトカバー)]
 著者:内藤 誼人
 出版:あさ出版
 発売日:2010-02-23
 価格:¥ 1,470
 by ええもん屋.com
 
「暗示」で人を無意識に動かす


内容(「BOOK」データベースより)

そんな悩みは「暗示コミュニケーション」で解決!デキる人の多くが実践している「暗示」を使うことで、人間関係はもっとラクになる!誰でも使える、人をスイスイ動かす心理術。



いつからか流行りだした、人は~9割系タイトル。
私が拝読している心理学系の本はたいていこの著者のものなので、店頭で見かけてついファン的な感覚で買ってしまった。

各章は次の通り。

●Prologue『「暗示」を使えば、こっそり心理誘導できる!』
まずは日常的に使われる暗示効果についての簡単な説明を行う。心理学者の引用で、意識よる力は氷山の一角にすぎず、無意識が人間の行動の大半を司る、という。その無意識に語りかけることが暗示である。
暗示という言葉では難しい気がするが、本項で挙げられている『上司に対する「はい、わかりました」の返事』一つでも暗示効果は充分にある。口先だけか、真摯に受け止めているか、の判断は、意識によるものよりも直感的な無意識による部分が強く出るというもの。
本書の主眼となる『暗示コミュニケーション』の体得に向けての導入部と言える。

●第一章『あらゆる場面で人に好かれる「安心感」の与え方』
副題は、『警戒心をとく暗示』。
他人に好かれる人は、相手に安心感を与えられることが多い。一緒にいると安心する。リラックスできる。そういう人があなたの周りにいるだろうか。そういう人に対して多くはきっと好印象を持つはずである。
その「安心感」を作るためには、どういった立ち振る舞いをするのかが本章であり、好かれる人のオーラというものが暗示という理論で納得できた。

●第二章『この「同意ムード」で相手はNOと言わなくなる!』
副題は、『乗り気にさせる暗示』。
本章では、説得の場面を想定している。身近な頼み事から営業などで役に立つ、自分を信頼させる技術が語られている。
暗示という観点では、やはり表情が非常に重要だな、と実感させられた。

●第三章『心から信頼されてしまう上質な「会話テクニック」』
副題は、『ネガティブな感情を消す暗示』。
全体的な内容と重複気味な章題だが、信頼を勝ち取ることのできる会話テクニックを紹介。まぁ、ありがちというか暗示効果の話云々を除いても、重要だな、と思われるもの。人心掌握術というほど素晴らしいものではないが、暗示を与えるという観点で説明している。

●第四章『「賢く譲歩」して、スイスイ意見を通す!』
副題は、『結論を誘導する暗示』。
ここでは、上手く譲歩することで自分の意見を煙たがれる事無く通す方法などを提示。また、誘われたり提案されると断りづらい状況下で、どうすれば綺麗に断れるかということも多く触れている。
社会人になると、この技術を使っている人は実際かなり多い。常識的と言われるかもしれない。ただ真っ向から正直に自分の意見をズバズバ言ってしまう人には、この章を見てほしい。

●第五章『困難な相手を手玉にとる「イメージ操作」の極意』
副題は、『人を動かす暗示』。
これまた章題は違えど、基本的には人の気持ちを動かすことが主題の内容。同じ内容の事柄を誰かに説明するにしても、工夫の仕方一つで相手からの印象は全く変わってくる。その理由が分かる心理的戦術がここに書かれている。例えば、数字を使ったトリックでは、『タウリン1000mg配合』と『タウリン1g配合』では、前者の方が明らかに効力がありそうというイメージ操作がある。

●第六章『「プラスの自己暗示」で一気にパワーアップする!』

副題は、『自分を元気にする暗示』。
「自分は駄目な人間だ」などと思っているあなたにお勧めな章。結局のところ、自分をよくするためには行動することなのはそうなのだが、「行動したところでいい結果が待っているわけない」「そうは言っても…」などと後込むことは仕方がないかもしれない。そんな時には本章の自己暗示が効果的と言える。
自分に負の暗示をかけているようでは、そのまま本当に駄目になり堕落してしまうもの。どうせならポジティブに、いい暗示をかけていきたい。ただの思い込みも、実際に効果があるということが心理学で立証されているようだ。


各章には幾つもの項で構成されていて、その項ごとに『こっそり心理誘導するルール』という一行程度の簡素にまとめられた法則で締めくくっているので、覚えやすく復習もしやすい

『人は「暗示」で9割動く!』というタイトルの通り、自分の評価を左右させたり、相手を説得したりする場面で活躍する理論が多数揃っている。第六章の自己暗示は、自己啓発的で自分に自信が持てない人にぴったりな章である。
内容は非常に分かりやすく、読者が吸収しやすい。
ありがちな内容かも知れないが、暗示と言われて「催眠術みたいなもんでしょ?胡散臭い」と先入観が植え付けられている人はご一読あれ。



評価:★★★★☆


人は暗示で9割動く! (だいわ文庫)
「人は暗示で9割動く! (だいわ文庫)」
 [文庫]
 著者:内藤 誼人
 出版:大和書房
 発売日:2010-10-08
 価格:¥ 600
 by ええもん屋.com
 
この著者、頭良すぎる


内容(「BOOK」データベースより)
ルックス?学歴?年収?…そんなもの関係ない。男達が求め続けた答えがここにある!封印を解く「イメージボックス」―彼女はあなたの中の「自分」に恋します。



悪知恵でも知略謀略でもなく、人間と向き合って人間の無意識に語りかける、それがまさに催眠術ということか。しかしまぁ、対人関係の心理学をかじってきた自分にも、まだまだ驚きの理論や手法が眠っているというのだから、知的探究はやめられない。
そこで次に手を出したるは、催眠誘導の貴公子である著者の本であった。



●第一章『恋愛心理にもっとも役立つ催眠の理論と手法』
心理誘導の取っ付きの部分でもある、相手との信頼関係を形成するための理論と手法を主に、女性とのコミュニケーションがスムーズになる会話の持っていき方、上手な誘い方といった部分まで書かれており、心理誘導の基礎がわかる章。

●第二章『恋愛上手になるための大原則』

相手の気を引く、好意を抱かせる、といった手法が書かれている。相手に気づかれずに、相手の選択肢を絞って誘いかける心理誘導の片鱗も味わえる。

●第三章『恋愛を支配する恐るべきイメージ・ボックス』
ここでは、イメージ・ボックスという目から鱗が落ちるような人間の心理を提唱している。日々どういったことを期待して、どのように生きているのか、というその人の大まかな人生観さえ俯瞰できそうなこの理論は、恋愛はもちろんのこと、仕事や友人関係で大いに役に立つはずだ。わかりやすく、イメージしやすく、聞いただけで日常で実践しやすい内容だけに、この章は本書の中でも強く推したい。

●第四章『セックスへのいざない』

催眠誘導を利用したセックスへの誘い方をレクチャーする恋愛講座の章。女性の気持ちを盛り上げる方法や、逆にOKだった気持ちを覚めさせる原因など、ありがちな心の動きを把握できる。かなりそれっぽい内容で、書かれている状況が容易に想像できるが、ただ、やはり人それぞれなので過信は禁物。

●第五章『性的本能を呼び起こすセックスinトランス』
いざ、セックスとなった時に、相手を絶頂へ導く方法を、催眠誘導の見地から教えてくれる。まずは、トランスという言葉の説明から入り、トランス誘導のやり方に繋ぐ。実際のセックスは意識せずとも少なからずこのトランス状態になっているはずである。セックスマニュアルみたいなものと思ってよい。

●第六章『モテる男になるための志』
名の通り、モテる男になるためにはどういう気持ちでいればいいか、といったことを書いている。しゃべり方、心構え、お金の使い方や気配りといった点に触れている。比較的、催眠の要素は薄いが、意識レベルではなく無意識に感じられる部分について記述する点は催眠術師としてのアドバイスだろう。


本書の見所は、BOOKデータベースにもある第三章のイメージ・ボックスという概念ではないだろうか。
これを意識して生活すれば、周囲の人との信頼関係を築く一助となるに違いない。
その他の点では、男性を対象にした恋愛マニュアルという性格もあって、女心についての解説と攻略法を多々記述している、男性向けの本である。
女性やフェミニストが読むと少し反感を買うのでは、という記述はあるが、全てとても事実無根とは思えないし、身近な女性に当てはまる部分は多い。

ただ、こんな本を読んでいる男性についてどう思われるか、という点は自分で考えるしかない。


評価:★★★★☆


催眠恋愛術 ―女心を誘導する禁断のテクニック
「催眠恋愛術 ―女心を誘導する禁断のテクニック」
 [単行本(ソフトカバー)]
 著者:林 貞年
 出版:現代書林
 発売日:2009-11-13
 価格:¥ 1,470
 by ええもん屋.com
 
ホメることは重要だ。では、その技術とは?


内容(「BOOK」データベースより)
欧米流自己演出術である「パワープレイ」の第一人者として知られている著者が、仕事力・人間力が確実にアップする最強の心理作戦を紹介!仕事がデキる人だけに共通した「魔法のホメ技」とは…?相手のタイプ別ホメ方テクニックやさまざまな場面に応じたホメ方、あなたがホメ上手かどうかがわかる「心理テスト」なども収録。ビジネス交渉で敵を引き込む、好きな異性の心を掴む…など職場や家庭、人間関係等で役立つ実践的なノウハウが満載の一冊です!これを読むだけで、あなたのホメる技術は確実にアップします。



ホメることはとても大切なことだ。ホメることはいいことだ。といった事は教育・職場・人間関係などの本を見ればどこでも書かれていることだと思う。しかし、どのようにホメればよいか、どういったホメ方がいいかという部分までは言及している本はほとんど存在しないと筆者は言う。
たしかに、本書のように『ホメる事』について徹底的に解説する書籍は数少ない(もしかすると存在しない)だろう。
章立ては以下の通り。

●第一章『人をホメる前に、これだけは知っておきたい基礎知識』
●第二章『相手のタイプ別・ホメ方テクニック!』
●第三章『ホメ上手な人になる心理戦術』
●第四章『とりあえずその場を乗り切るホメ方、叱り方』
●第五章『こんな場面ではどうホメればいいか』
●巻末付録『ホメられ上手になるための心理テクニック』



内容的に、アドラー心理学に通ずる部分もある。
もっとも、アドラーの場合、「ホメる」は上から目線の行為で駄目であり、勇気づけることが重要と説くが、そういった厳密な区別は目を瞑るとして、本書で書かれたホメ方は勇気づけ方という言い換えができる内容だ。

ホメるということは、言われる側はほぼ間違いなく喜び、言った側の印象を良くする最高の武器と思う。これを使わない手はない。
本書を読めば、皮肉や嫌みにならないホメ方、自然なホメ方、相手が喜ぶ効果的なホメ方がわかる。
1~4章末に実戦トレーニングとして、ホメる技術をチェックする問題もあるので、あなたのホメる力を試すことも可能だ。

あっと驚くような内容ではないにしても、意識改革やホメる行為の重要性と方法論をこれほど言及した内容は本書の他にあまり存在しないはずだ。これを読んでホメてホメてホメまくってください。すると、その人は喜び、あなたに好意的になるはず。
職場・恋愛・家庭、此の世に存在する多種多様な人間関係を改善する最強のテクニックは本書にある。


評価:★★★★☆


すごい!ホメ方―職場で、家庭で、恋愛で…相手を思うままに操る悪魔の心理術 (廣済堂文庫)
「すごい!ホメ方―職場で、家庭で、恋愛で…相手を思うままに操る悪魔の心理術 (廣済堂文庫)」
 [文庫]
 著者:内藤 誼人
 出版:廣済堂出版
 発売日:2007-09
 価格:¥ 600
 by ええもん屋.com
 
Copyright © めざせインドアマスター All Rights Reserved
Powered by ニンジャブログ  Designed by ピンキー・ローン・ピッグ
忍者ブログ / [PR]