なにこの充実した内容!
内容(「MARC」データベースより)
すべては他人の「心」を読むことから始まる。ビジネスで、プライベートで、人間関係を制するために、あなたのなかの眠れる能力を最大限に生かす心理テクニックを教える。2000年刊の普及版。
人の心や心理に関しての書籍に貪欲な私だが、買ってきた心理系の本が両手で数えられなくなるくらいの時に手にしたのがこの本。
どうやら、これ(と同書『実践編』)があれば他が霞んで見える。
日常でのやりとり、説得などでどのように心理戦が行われているかを追求し研究している本がこれだ。
詐欺や営業に使われる心理トリック、人に好かれる動作、説得の三大テクニック、印象操作による好感を得る方法や強い人間に思わせる方法、プロファイリングなど挙げればキリがない。
内容はもちろん、わかりやすさや読みやすさ面も抜かりがない。
結局何が言いたいのか、どうすればいいのか、どういった根拠でそう言っているのか、日常的な例は何か、といったことがきちんと書かれており、伝わってくる。
こういった本を読むと、私の場合、
読んでいるときは納得できて、「よし!日常でも実践するぞ!」と思うものの、数日経つと、「え? 結局どんな内容だったっけ?」となるのだが、本書には最後に、復習を兼ねた本書のまとめが箇条書き形式で並べられている。
一回読んだけど、もう一度読み直すのは面倒……。と感じる人も、これを読めば大方本書の筋を理解する事が出来る点も素晴らしい。
同書の『実践編』もあるので、そちらもオススメしたい。レビューはまた後日かな。
評価:★★★★★