考えすぎたら損をする
内容(「BOOK」データベースより)
私たちの日々の悩みは、ほとんどが“考えすぎ”を原因としている。そんな“考えすぎるクセ”を改善すれば、もっとラクに生きることができるはず。本書では本多時生がさまざまな状況での“考えすぎない”方法を紹介する。
『幸せ(しあわせ/幸福)のホームページ』を創設している著者のラクに生きて幸せになるための人生論。タイトルの通り、考えすぎないことによる幸福論である。
神経質な傾向の私としては是非とも参考にしたい一冊である。
●『考えなくてもいいことを考えすぎない』
●『どうしようもないことを考えすぎない』
●『人のことを考えすぎない』
●『自分のことを考えすぎない』
●『物事を悪く考えすぎない』
●『ヘタに考えすぎない』
●『重苦しく考えすぎない』
●『生活を大切にする』
●『"考えすぎ"への対策』
以上のようなお題で、
考えすぎないための方法論、考えすぎないための考え方、を提示し、幸せな生活を過ごすコツを伝授する。
「それができりゃ苦労しないよ……」と言いたくなることもあるが、考えすぎが癖になっている人、考えることで盲目的になっている人、どうすりゃいいのよ、という人は買って損無し。
本書の内容は、人生の先輩が教えてくれそうな穏やかな考え方である。人生経験を積んで何となくラクに生きる方法を考えることで生み出されたような内容だ。この著者だから、というほど斬新な考えではないが、幸福論をこの本で教えてもらうのがいいかもしれない。書籍化ということでいつでも体系的に学べることもありがたい。
もちろん内容は投げやりなものではなく、とても丁寧に書かれている。幸せの研究者らしい本だ。
考えすぎ、と周りから言われる人には持ってこい、タイトルでピンと来た人は是非とも読んでみて欲しい。
苦言を呈するなら、同じような内容が続くと言うことか。水増しと言われても仕方がないところがある。
ただ、一度読んだところを読み返す作業よりは、読み進めて何度も意識していけるというプラスの考え方もできる。
自分を変えるための意識付けには良い一冊。
評価:★★★★☆
本多 時生
アルファポリス
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