新章始まる!といったところ?
内容紹介
天然少女だった凜田莉子は、その感受性を役立てるすべを知り、わずか5年で驚異の頭脳派に成長する。次々と難事件を解決する莉子に謎の招待状が…。初めての方も是非この作品からお読みください。Qシリーズ決定版!!
『万能鑑定士Qの事件簿』の続編となる、『万能鑑定士Qの推理劇』の一巻。
もはやこのシリーズを追いかけてきた身としては、感想もワンパターンになってしまう。
それは裏を返せば、劣化せず、常に良い品質であるというところだ。
主人公凜田莉子の知識の披露宴という点は変わらないが、マンネリを感じることもあまりない。と言うのも、毎回毎回鑑定眼を武器にする対象がまったく違うからだろう。まさに、万能鑑定士である。
具体的な内容の方だが、
いい意味でいつも通り。宝石鑑定のお話だが、事件はそれに留まらず、万能鑑定士の力を発揮することで解決といった感じ。
変わったところと言えば、小笠原と莉子の関係がより親密になったところくらい。ちょっとこのイチャイチャはいい加減にして欲しいですね!
とまぁ、
クオリティは健在だが、あえて辛く言うならば新鮮味が無かったことか。マンネリを感じることもあまりないと先に述べているのだが、こういう鑑定絡みの大会系を擁した陰謀は以前も見た感じがする。ややネタ切れ臭が……。
評価:★★★☆☆
松岡 圭祐
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