忍者ブログ
本、音楽、ゲームなどの書評、感想をネタバレしない程度に書いていきます。詳しくは『このブログについて』をご覧下さい。 貴方のインドアライフに役立てば幸いです。
プロフィール
HN:
エリシオ
性別:
男性
自己紹介:
読書とゲームと投資に明け暮れる、インドア特化型なしがない社会人
カテゴリー
リンク集
当ブログは、リンクフリーです。 相互リンク大歓迎です。 相互リンクを希望の際は helissio5963(アットマーク)gmail.com まで。アットマークは手動入力してくださいな。
ランキング
気に入ったらPlease Click!
人気ブログランキングへ
最新CM
[08/16 エリシオ]
[08/13 古宮昇]
[08/01 エリシオ]
[08/01 秋津学]
[11/22 エリシオ]
最新TB
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ストレス対策はこれでバッチリ!


ストレスマネジメント入門 (日経文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
緊張した体を癒す。ストレスを根本から減らす。定評ある手法を厳選して紹介。「脳が疲れる」時代の必須スキル。







と行けるかもしれない。

抱えているストレスをコントロールする、ストレスマネジメントの入門という実用書。主に仕事や職場でのストレスについてを解説している模様。私もストレスによる現代病にかかっている身であり、本書の内容にはとても興味がある。

章題は以下の通り。

●第1章『あなたを取り巻くストレスを再確認しよう』
章題の通り、我々の生活にあるストレッサーについて分析しようという章。敵を知らずに対策を立てられるか、という点もそうだが、案外自分が感じているストレス自体に気づけていない人も多いはずだ。ストレスの講義のまとめごとに問いかけ式の自己分析の促しをされる。これが自分の心の内を抉るように的を射ていて、ストレスマネジメントというものがどんな考え方で成り立っているのか、すでにこの章で垣間見える。
この章だけでページ数はそこそこあり、バーンアウト(燃え尽き症候群)やうつ病の特徴や発症の経緯、セルフチェックテストといった点は実用性充分。私自身該当する項の多さに危機感を抱いた。
様々なストレスやストレスから起こる疾患に対する対策はこの章以後に語られており、こういうストレスにはこの対策、といった風なページジャンプもある。

●第2章『ストレスマネジメントに取り組む基盤をつくる』
本章からがストレスマネジメントの本題、ストレス対処法についてである。ここでは、生活リズムや睡眠の質、心の疲れのセルフモニタリングなどに触れている。

●第3章『タイムマネジメント――時間使い上手でストレス激減』
章題からわかるように、時間の使い方についての見直しを提案する章。仕事に追われる身でも時間使い上手になるための工夫を書いている。

●第4章『認知的ストレス対処法――物事の捉え方が変わればストレスも変わる』
『認知』つまり、物事の捉え方について変えてみることで、ストレスに対処しようという章。プラス思考やマイナス思考などという簡単な言葉で言い表せるほど浅くなく、勉強するところが多かった。
まずは、自分の思考パターンを分析させ、それを修正する方法を示す。

●第5章『コミュニケーションは身を助ける』
ここでは、自分の考えや感じていることを上手く伝えられない、といったコミュニケーションの苦手な人に対して、アサーションという自己表現法、を教えてくれる。怒りやイライラを上手に処理する、アンガーコントロールという項も印象的。私は勝手に自分は自己表現できる方かな、と思っていたが、とんでもなかった。本来できるべき自己表現ができないことで知らぬ間にストレスをため込むことになるのだろう。

●第6章『適切にサポートを得よう』
ここでは、中高年の特に男性に多い「ヘルプ」が言えない人を例に、時には助けや援助を求めることも必要だと言うことを主張。

●第7章『リラクセーションのすすめ』
筋弛緩法や自律神経訓練法のようなリラクセーションの方法をザッと説明。もっと詳しく知りたい人は本書の参考文献に当たるのが良さそうだ。

●第8章『ストレスに強くなるチャレンジングという方法』

今までの章のように、ストレスを和らげたり、自分を変えていくこと、癒すこととは違い、ストレスに真っ向から挑む方向のアドバイス。ページは少なく、ストレスに向かう(悩む)とき、「こうしなさい」というよりは、「こうしてはいけない」という感じの助言。

●第9章『「働くこと」を見直すキャリアカウンセリング』

簡易なキャリアカウンセリングといった感じ。働くことのの意義、やりがい、自分のやりたいこと、なりたい姿といった部分を仕事の中で見いだすことを促す、といった具合だが、こんな考え方ができるようになる労働環境ならよいもんです。無理なら辞めるべきといった感じなのかなあ、と。

●第10章『ストレスマネジメント活用事例――ストレス生活への処方箋』

本章は、ありがちな仕事の悩み事例を挙げて、その人に応じたストレス対処法を提唱する構成。『多忙で時間に追われる生活』『仕事のプレッシャーが大きくてつらい』『同僚に仕事を押しつけられる』など、様々なケースに対応。

全体として、仕事のストレスに対処する方法論を述べた内容。仕事に限らずストレスが溜まっているという自覚のある人、または自覚が無くとも最近体調が悪かったりする人には必見の書と言える。
私にとってはかなり役に立つ内容だったので、満足である。
ストレスを軽減はできても、ストレスの元は消せそうにない感じはあるが、そこは第4章や第8章、第9章あたりが対策案といったところだろうか。
ストレスマネジメントやリラクセーションなどについて、より深く突っ込みたい人は別の書物が必要だが、入門としては非常に実用的だった。


評価:★★★★☆


ストレスマネジメント入門 (日経文庫)
「ストレスマネジメント入門 (日経文庫)」
 [新書]
 著者:島 悟,佐藤 恵美
 出版:日本経済新聞出版社
 発売日:2007-04
 価格:¥ 872

 
PR
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事にトラックバックする:
Copyright © めざせインドアマスター All Rights Reserved
Powered by ニンジャブログ  Designed by ピンキー・ローン・ピッグ
忍者ブログ / [PR]