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若いっていいなあ……


内容(「BOOK」データベースより)

「ただの探偵じゃない。ニート探偵だ。世界を検索し死者の言葉を見つけ出す」路地裏に吹き溜まるニートたちを統べる“ニート探偵”アリスはそう言った。高 校一年の冬に僕と同級生の彩夏を巻き込んだ怪事件、都市を蝕む凶悪ドラッグ“エンジェル・フィックス”―すべての謎は、部屋にひきこもる少女探偵アリスの 手によって解体されていく。「真実はきみの平穏を破壊する可能性がある。それでも知りたいかい?」僕の答えに、普段は不真面目なニートたちが事件解決へと 動き出す!情けなくておかしくて、ほんの少し切ない青春を描くニートティーン・ストーリー。


1巻のみですが。

ラノベっていうものも読んでいかんと、貪欲に。
そう思って手にしたのが平積みされていたこの本。
NEET探偵、とくすぶるキャッチコピーを目にして買わざるを得なくなった。
絵もかわいいしね!あ、どうも。

ラノベと言えば、キャラ萌え無しにはやっとられん、みたいな印象だったが、(もちろんそればかりではないと思うが)
この作品はそんなの無しに純粋に上手いと思った。
キャラ造形はやはりラノベって感じのコミカル成分、非現実成分があったりするが。


主人公の心情、そしてそれを読者(若年層)に移入してもらうような配慮が感じられた。
カタルシスというやつだろうか。鋭い。ラノベは両手で数えられるくらいしか読んでないから当てにならんけど、経験上ラノベには特別この成分が強い感じがある。

若い主人公の年齢相応のヤンチャ具合、葛藤の表現が上手い。
若いなぁ・・・。としみじみ思ってしまう悲しい自分。


ストーリー面。ネタバレは避けますが。
山の作り方が上手い。最初の方は何となくダラダラしてて、キャラ紹介チックなところが多かった。
(まぁ仕方がない。このダラダラは平穏、日常を描く重要なエッセンスだし。好きな人は好きだろうし)

ただ、中盤にさしかかるところの事件が起きる。
唐突なそれは「マジか!」と小説読みながら久しぶりに思った。序盤の『入り』が完璧に心に響かせている。
以降、ぐいぐいと引っ張られた。
おかげで一日で読破しちまった。
最後の山と、読後感の与え方もすばらしい。商業レベルを見せつけられる作品だと実感。


キャラに嫌悪感を抱かなければ、熱いはず。

同作者の『さよならピアノソナタ』あたりも、暇があったら読んでみるかぁ。


評価:★★★☆☆


神様のメモ帳 (電撃文庫)
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