こういうの待ってた!
内容(「BOOK」データベースより)
期待の新鋭が描く究極の殺人ゲーム。
時給1120百円(11万2千円)と書かれた求人広告を見て、12人が集まる。
誤植だろう、と高を括るも面白半分で応募する者もいる中、集められた者たちに課された仕事とは……。
クローズドサークルというのは好きな設定なので、ついつい飛びついてしまった。
殺人ゲームなわけだが、「殺し合え」で終わるような単純ルールではありません。ルールはとりあえず伏せておきましょうか。
なかなか緊迫感あふれる状況の中、殺人などする気の無いもの達のうち誰かがついに殺人を犯してしまう、そんな人間のストレスの限界を見るかのような面白い設定。
謎解き要素というか、推理要素もあり、
「なんだろう? どうなってるんだろう?」
とワクワクすること請け合い。
登場人物は多いものの、「この人誰?」とか「死んだ人誰だっけ?」と混同することのないキャラ作り。調べてみると、著者はライトノベル作家だったようで。なるほど。
さて、気になるタイトルの意味だが。。。
読み終わった後に、調べてみるときっと納得するでしょう。
評価:★★★★☆