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なんなの?これ! 今でも信じられない


殺戮にいたる病 (講談社文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
永遠の愛をつかみたいと男は願った―。東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。犯人の名前は、蒲生稔!くり返される凌辱の果ての惨殺。冒頭から身も凍るラストシーンまで恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡をたどり、とらえようのない時代の悪夢と闇を鮮烈無比に抉る衝撃のホラー。






信じられない。感想はその一言。
何が?

事件の凄惨さ。犯人の心理描写。母親の息子を思う気持ちや教育過程。犯人を突き詰めていく元警察官。彼ら各々の狂気じみた考え。
すべてが素晴らしく、すべてが恐ろしい。まさにタイトル通り『病』だった。
だが、これらは信じられる。


それでも読了した後、信じられないと思ったこと。
それは完璧なまでのトリックにある。
時系列が前後し、人物主観が入れ替わる内容の中、最後に見た光景は信じられないの一言だった。

これがあのトリックなのだ、と痛感した作品だった。


私は最後の最後までこの作品がホラーだと思っていた。
だが、これはミステリーだったのだろう。
今まで自分がどれだけ小説を読んでいなかったか、理解した。
まだまだこの世界は深そうだ。



評価:★★★★★

殺戮にいたる病 (講談社文庫)
「殺戮にいたる病 (講談社文庫)」
 [文庫]
 著者:我孫子 武丸
 出版:講談社
 発売日:1996-11
 価格:¥ 600
 

 
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