忍者ブログ
本、音楽、ゲームなどの書評、感想をネタバレしない程度に書いていきます。詳しくは『このブログについて』をご覧下さい。 貴方のインドアライフに役立てば幸いです。
プロフィール
HN:
エリシオ
性別:
男性
自己紹介:
読書とゲームと投資に明け暮れる、インドア特化型なしがない社会人
カテゴリー
リンク集
当ブログは、リンクフリーです。 相互リンク大歓迎です。 相互リンクを希望の際は helissio5963(アットマーク)gmail.com まで。アットマークは手動入力してくださいな。
ランキング
気に入ったらPlease Click!
人気ブログランキングへ
最新CM
[08/16 エリシオ]
[08/13 古宮昇]
[08/01 エリシオ]
[08/01 秋津学]
[11/22 エリシオ]
最新TB
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

推理ものの映画を描いた小説


探偵映画 (文春文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
新作の撮影中に謎の失踪を遂げた鬼才の映画監督・大柳登志蔵。すでにラッシュは完成、予告編も流れているが、実はこの時点で作品の結末を知るのは監督のみ。残されたスタッフは、撮影済みのシーンからスクリーン上の「犯人」を推理しようとするが…。『探偵映画』というタイトルの映画をめぐる本格推理小説。





映画監督以外、真犯人を知らされていない『探偵映画』という映画の撮影。
初めは、スタッフ達の推理もの映画論議で花が咲くので、映画に詳しくない人はかなり蚊帳の外。この会話にトリックのヒントが隠されていたら嫌だなあ、と思いながらも、ついていけない勢の私は精読せずにざっと読んでいった。

内容はというと、監督しか知り得ないその真犯人を知らされていない状況で、監督が失踪してしまう。期限などの条件もあり、残ったスタッフだけで映画を完成させなくてはならなくなった、というもの。
スタッフ皆で、これまで撮影した内容を踏まえ、意外性や整合性のある真犯人と動機や手口、なにより映画として面白いはずのシナリオを熟考し模索する、一風変わった推理もの
読者もこの推理に参加し、スタッフ達の意見を聞きながら楽しむという形。

この結末は、もはや感想すら書きがたい。そりゃ驚きの結末。当たり前だ。こんな斬新な内容なんだから、結末だって斬新。しかし、「面白い!」とか「なるほど!」とは思わなかった。
調べてみると、こういった構成の作品に前例はあるようだが、未読な私にとってはなかなかなオンリーワン推理小説じゃないかと思う。この斬新さを体験したい方は是非。

とりあえず、欠点は、真相の斬新さを除いた全体的な面白さが微妙な感触であること。好きな映画論議がくどすぎてテンポが悪いこと。
この欠点が大きすぎていただけない


評価:★★☆☆☆


探偵映画 (文春文庫)
「探偵映画 (文春文庫)」
 [文庫]
 著者:我孫子 武丸
 出版:文藝春秋
 発売日:2009-12-04
 価格:¥ 660
 
 
PR
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事にトラックバックする:
Copyright © めざせインドアマスター All Rights Reserved
Powered by ニンジャブログ  Designed by ピンキー・ローン・ピッグ
忍者ブログ / [PR]